キャッシュレスの時代になって、貨幣を利用する機会が減った方とても多いと思います。しかしいざキャッシュレスの機能が停止したりなど不測の事態を考えればある程度貨幣を用意しておくべきでしょうね。何せどこのお店、施設でも通用するのは貨幣だけですからね。

 

歴史的にも貨幣は商品やサービスの円滑な交換や流通のためのアイテムとして利用されてきたものです。現在発行・使用されている貨幣は1円から10000円まで9種類ありますが、昔発行された貨幣も使用できるものもあります。中にはこんな昔のものまで?という貨幣もあるのですよ。

 

 

現在使われている貨幣一覧

 

 

こちらに過去に発行されていて、現在使用できる貨幣をまとめていますのでご覧ください。

 

 

戦後から高度経済成長に流通した懐かしい貨幣もあり、昔普通に使用された方もいらっしゃると思います。こうした貨幣は現在においていまだ使用可能なのです。

 

紙幣と通貨の扱いの違い

 

 

現在でも使える貨幣の中でも極めて目を引くのが明治時代の紙幣ですね。

 

明治18年発行 大黒天壱円券

 

明治22年発行 竹内宿禰壱円券

 

明治18から22年にかけて発行された130年から140年前ものものですよ!こんな希少価値のあるお札だと誤ってお釣りで貰ったり、こちらから差し出すなんてことはあり得ませんが。ちなみにこの大黒天と武内宿禰の一円札が発行された明治中期当時の一円を現在の価値に直すと3800円くらいに相当します。

 

 

しかも物の相場観も明治時代はかなり安かったですから、3800円どころか1万円から2万円の価値があったと言われています。ところが今この紙幣を使っても額面通り一円の価値しかないのでほぼ何も買えないことになりますし、日本銀行の本支店で交換しても同じ額面しかならないのです。

 

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それにしてもなぜ130年も昔の明治中期に発行されたお札が今使えるのか?とっても不思議ですが、貨幣・紙幣に係わる法令は、幾度となく改正されて、古いものは通用禁止になっていますが、なぜか、この明治時代の一円紙幣だけは今も生き延びています。

 

言い換えると、今も使える古いお金は、発行するための根拠となる法律があるのですが、これを通用禁止にする法律がないのです。そのため今も使用できるのです。

 

 

対して硬貨は戦後発行されたものしか使用できません。昭和28年に制定された小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律 に基づき一円未満の通貨単位の硬貨は勿論のこと、戦前までに発行された一円以上の硬貨も使用禁止となったのです。以前にも紹介した一円銀貨や金貨はこの法律により使用禁止となったのですが、大黒天と武内宿禰の一円札だけは法をかいくぐって生き延びているのです。

 

 

禁止となった中には驚くことに江戸時代までに流通していた小判や通貨も含まれてたそうです。ということは昭和28年までは法的には使用可能であったのですね。

 

古貨幣使用にまつわる面白エピソード

 

 

最後はおまけという形で締めくくりたいと思いまして、古銭にまつわる面白エピソードを紹介します。お釣りとして古銭を貰ったというものですが、普段見かけないものですからちょっと嬉しくなりますね。しかしお客さんも店員さんもしっかり確認しておかないとトラブルの元になりますからお互い気を付けましょう(笑)

 

Https://twitter.com/ten19901026/status/1086869037735239680

上記のような使用できない古貨幣はともかく、現在でも使用できる古貨幣や記念硬貨を使用する際にはお店に一言告げておきましょう。場所によっては受け付けて貰えないところもあるので、銀行の支店で両替して貰ってください。その前に買取業者に鑑定依頼しておくと良いかも。思わぬ高価買取して貰えるかも知れません。

 

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投稿者

yuuponshow

こんにちは、このサイト編集者のyuuponshowと申します。私たちが生まれてから死ぬまで決して欠かすことのできない「お金」。人間が生きる上でとても大切なものですからお金に執着する人って凄く多いと思います。このブログはお金を稼がせるといった怪しい情報商材などの勧誘ではなく、あらゆる角度からお金について探求するものです。難しい話でならないよう分かりやすく、たまにマニアックな話題も混ぜながらみんなの大好きなお金を語っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

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