SNSのアカウントが一万人以上のフォロワーがいれば情報の拡散力のあるインフルエンサーとして認められているそうです。以前にこのブログで紹介したトラックめいめいちゃん@truckmeimei (参考記事:トラックめいめいちゃんから学ぶSNS錬金術)は去年9月にこのブログで取り上げたときは5万人でしたが、現在フォロワー32万人となっています。あれから一年足らずで驚きの6倍増です。これだけフォロワー抱えれば色々ビジネス展開拡げられますね。いや~羨ましいです!

 

 

今回トラックめいめいちゃん同様にフォロワー数の多い錬金術の才能あるアカウントを取り上げさせていただきます。このアカウント何と一億円近くもの個人献金を集めているのです。

 

 

暇空茜(ひまそらあかね)というツイッターアカウント、2023/7月現在フォロワー数26万人となかなかの数です。メディアに頻繁に出てくる著名人でもないこのアカウントですが、SNS上で商売をする訳でもなくどうやってカンパを集めているのでしょうか?その目的は?それも一億円もの大金を集めるとは?その一方で彼を支持してカンパをしている人たちについても取り上げます。このアカウントのどこに魅かれるのか?暇空氏だけではなく、その貢いでいるフォロワーたちがどのような方なのか非常に興味深いですね。

 

 

勤めていた会社を訴え6億円を勝ち取る

 

 

暇空茜氏についてはウィキペディア 暇空茜で素性が公開されています。可愛らしい少女アイコンですが、元プログラマーの40代男性で、現在の収入はYOUTUBEチャンネルでの報酬と個人献金だそうです。一般人でウィキペディアに記載されているように彼が脚光を浴びたのが女性活動支援団体「Colabo(コラボ)」に対する住民監査請求によるものです。

 

 

Colaboについては後にまた触れますが、Wikiであるように彼は勤めていた会社を相手取って民事訴訟を起こし6億円もの賠償金を勝ち取っています。株式会社グラニの設立時に資本金100万円に8万円(8%)を投資した暇空さん。その後、株式会社グラ二は時価総額90億円の会社へと成長しましたが、ここで暇空さんが創立時に資本金8%分を出資したのだから90億円に膨れ上がった分け前分6.5億円をを要求したのです。しかしグラニ社長は会社設立時にたったの8万円の投資だけで、わずか半年後に6.5億円を取得させるのはおかしい!と暇空茜さんを追い出します。

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こうして10年近くにも及ぶ民事訴訟で争われることとなりましたが、情勢は暇空さん有利に運ぶことになります。そして相手方から3億円もの和解案を持ち掛けられることもありました。普通ならば3億円せしめてやったー\(^o^)/となるはずですがそれを蹴って、当初の要求額6億円にこだわり訴訟を続けていくことになります。これだけの巨額賠償請求となれば弁護士費用も相当なものになるし、暇空氏曰くこの時に約2000万円の借金を抱えていたそうですから普通ではちょっと考えられませんが、異常とも言える勝利への執着心が彼に6億円もの賠償金を勝ち取ったのでしょう。

 

 

 

暇空茜に献金する人たち

 

 

その後の暇空氏の活動は、一般社団法人Colaboとその代表である仁藤夢乃氏をターゲットにして、ツイッターやYOUTUBEチャンネルでの批判活動を展開することになります。「温泉むすめ」というデザインキャラクターが性差別を助長してると率先して批判していた仁藤氏に反発したことが起因とされています。フェミニズムを極度に嫌う暇空氏は、仁藤氏がColaboに関連する内容について粗探しの如く不正があるのでは?と独自でリサーチした結果Colaboが「生活保護不正受給を斡旋している」「不当な会計処理を行っている」などと主張し、Colaboに業務委託している東京都に住民監査請求を行うのでした。

 

 

Colaboは生活困窮する弱年女性を支援する一般社団法人であり、東京都から一部事業受託していることから暇空氏はそこに目を付けたのですが、住民監査請求の結果、経費精算に一部不当な点があるとして都に再調査することと、過払いの委託料があれば返還を請求することなどを勧告しました。

 

 

監査請求が通ったのは、都知事だった舛添要一が公用車を私用に使った件が最後で実に6年ぶりのことです。この間にも監査請求はいくつかありましたが、なかなか通らない監査請求で不正が指摘されたことが大きな反響を呼び拡散されることとなり、Colaboの不正を暴いた暇空氏は一躍、ネットの寵児として崇められることになりました。

 

 

勢いづいた暇空氏は攻撃の手を緩めることなく、ネット上でのColabo批判を展開。これに呼応する人たちも続々名乗り上げていきます。国会議員や地方議員、著名人と多岐にわたるジャンルから暇空支援&Colabo批判の声をあげていくのでした。

 

 

これに対してColabo側弁護団は2022年11月、暇空による「生活保護不正受給」などの主張は事実無根であり団体と代表理事の仁藤夢乃に対する誹謗中傷が過激化しているとして、暇空に対して損害賠償と記事削除を求める訴訟を起こしました。この訴訟を受け、暇空氏は徹底抗戦を宣言し、各種訴訟を行う・受けるための費用としてカンパを募り、カンパ募集開始から24時間で2200万円を集めることになります。4月時点で1億円近くの支援が集まったことが報告されています。

 

 

一個人がネットの呼びかけで一億円を集めてしまう錬金術の長けている暇空茜氏。ちなみにColabo問題は一般メディアではまったく取り上げていないので、一般の人は知る由もないのですが、ネットだけでこれだけのカンパを集めたのですから凄いのは間違いありません。しかし暇空氏シンパによるColaboへの執拗な批判が高じて、Colaboが運営するバスカフェや集会所に押しかけ事業妨害するなど嫌がらせ行為が問題となりました。

 

 

不正を暴くのと、嫌がらせをごっちゃにして活動が過激化したことで、逆に暇空本人やシンパへ批判に晒されるようになります。この現象はアメリカのトランプ前大統領支持者が、陰謀論が高じて過激化したことからQアノンと称されたことで、陰謀論や過激化などがQアノンに酷似していたことから暇空茜シンパを暇アノンと称され揶揄されるようになりました。「公金チューチュー」とか「ナニカグループ」といった意味不明な造語を好んで使っているのも特徴です。

 

 

 

 

 

錬金術の才能はあるが人間性に問題あり!?

 

 

先程取り上げたColaboの住民監査請求の結果ですが、今年3月3日、東京都が再調査結果を発表しました。暇空氏が訴えていた不正会計や不正処理は認められず、Colabo側の経費2713万円は一部指摘を受けたものの東京都が出資した委託費の返還請求はしないと結論しました。つまり不正請求はなかったものと結論づけたのです。

 

 

これに対して暇空氏は住民訴訟を起こし、現在Colaboを含む4つの任意団体を相手取って住民訴訟が進行中となっています。逆に暇空本人に対してColaboが名誉棄損で訴訟を起こされています。またイギリス在住の日本人大学生からツイッターでのやり取りが元で誹謗中傷を受けたと訴訟を起こされるなど何かと訴訟尽くめの暇空氏、ますますお金がかかることでしょう。しかしその集めたカンパの使途に不明瞭な箇所が多く、元暇アノンから明細の使途を求められる始末。これについてはダンマリを決め込んでいるようです。

 

 

暇空氏はやや人間性に難があるのか、お金を恵んでいただける大切な支持者に対して、SNSアカウントのブロック行為を繰り返しています。例えば、自分が敵対視しているアカウントとSNS上で会話をしたりすると問答無用でブロックしちゃうのです。おまけに意見を述べる支持者を罵倒したりと寄付してくれる支持者であるなしに拘わらずです。

 

 

一方でSNSでは集まった寄付金の札束を画像アップさせて誇らしげなツイートをしたりと、自由気ままなツイートをしています。寄付した側の立場からすれば、大金を手に入れたことを自分の力と自慢気に見せつける暇空氏の態度にカチンときて彼への忠誠心は薄らいでいくはずですが、それでも彼についていく支持者はまだまだ多いようです。だから暇アノンなる造語が誕生したのでしょうね。

 

ということで、暇空茜氏について書いていきましたが、彼の訴訟合戦はこれから活発になっていきますので、後述でその結果もお知らせしていきたいと思います。献金一億もの寄付を集めることができるのだから、使い方によってはビジネスで成功する資質はあると思いますが、彼の行動や振る舞いをみると何か無駄なことに全力を注いでいるように見えてなりません(^_^;)

 

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投稿者

yuuponshow

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