大学生の就職活動で欠かせないのが黒のリクルートスーツです。男性も女性も黒の統一したもので凛々しく感じますが、実はこのスタイルとなったのが20年前からで、その前はかなり違っていたそうです。バブル期の売り手市場の頃は、統一感なく各々派手で目立ったファッショナブルな訪問スーツでした。

 

今とバブル期とでは全然違いますよね。女性のファッションは違いが明確です。それに業種別にスーツの特徴も違いますし、スーツと言うよりはオシャレ着やお嬢様ファッションような会社訪問着もありました。当時とは時代背景の違いもあるのでしょうが、今の就活女子大生からすれば異次元の世界と感じるでしょうね。という訳で今回は女子大生の会社訪問のスーツにまつわるお話で進行していきたいと思います。

 

 

ファッション誌で取り上げられた会社訪問スーツ

80年代中期のバブル景気の頃の就職状況は企業の大量一括採用で多くの大卒者が大手企業に就職できた時代であり、大卒の5割以上が一部上場企業に入ったとも言われています。一人に対して十社以上の内定など当たり前でしたから、今では考えられないような内定者接待エピソードがありました。内定者を他社に奪われないよう旅行やノベルティーグッズのプレゼントや高級レストランでの接待、車のプレゼントもあったそうです。

 

 

会社内定などどこにでも引っかかるような時代でしたが、ステータスが高くより良い企業に入るためにはとにかく目立つこと、協調性よりも個性が重視されることから女子大生の会社訪問ファッションも個性を前面に出したものばかりでした。こうした傾向は昭和50年代に入ってからで、JJやananなどの女性ファッション誌で会社訪問スーツ特集が組まれることも度々ありました。

 

 

上の2枚の画像は1980年代に入った頃の特集でバブル期よりも前になりますが、この頃からカラフルな衣装が目立つようになりました。

 

 

印象的には上下同色づかいが良い、チェックは避けるようになど解説を交えながら会社訪問ファッションを組み入れているようですが、2枚目の下真ん中の女性のはライトグリーンでしょうか?色使い派手でテレビ衣装のような感じで目立ちますね。

 

昭和61年 JAL 入社式

 

また企業の入社式は今でこそ黒で統一されていますが、昔はファッションもバラバラより取り見取りで、女子新入社員のファッションを眺めるだけで楽しめますね。

 

 

カラフルなスーツのお値段

現在のリクルートスーツは、青山やAOKIといったビジネスウェア企業の格安スーツが人気で、男女とも一万円から三万円くらいの価格帯が基本です。今では就活だけじゃなく大学の入学式からリクスー着用が基本になっているようで、すでにここから個性が消され、横一線に統一性が求められるようになったのですね。

 

それに比べてバブル期はファッション誌に取り上げられるようなブランド衣装で目立ち印象付けることが目的ですから、性質はまったく異なると言えるでしょう。そのお値段もそれなりの価格帯です。オーダーメイドも当たり前の高級ブランドが目白押し、価格帯も10万円は下らないし、会社訪問ごとに衣装を変えることも当たり前だったようです。

 

 

しかしバブル期とは言え、学生の身分でオーダーメイドやらブランドやら何着も揃えるとなれば資金調達も大変だと思いますが、これは親からの資金援助よりも、交遊している男性からの手厚い援助があったようです。アッシー・メッシ―・みつぐくんの時代ですから金回りに困らなかった当時の女子大生は我が世の春を謳歌していたのでしょうかね(^▽^;)

 

 

 

個性から協調性を求められていく

バブル期を彩った女子大生の会社訪問スーツでしたが、バブルがはじけると次第に統一感が進むようになりました。

 

 

上の画像は90年代中ごろですが、胸元のリボンなどのアクセントはありますが、スーツの色も落ち着いたものが主流となっています。そして現在のようにすべて黒で統一されアクセントすらないリクルートスーツとなりました。

 

 

ファッション誌に取り上げられるなどトレンドの先駆けだったのに、バブルって遠き昔の話なのだなと実感してしまいます。

 

身の丈に合わないブランド衣装を着て会社訪問してすぐに内定貰えて会社のお偉い方にちやほやされていたのは昔の話で、周囲に埋もれ各々の個性は消して内定を貰えるために守りのスタンスを取らなければならない今の時代。バブルと現在とでよく比較されますが、やはり各々の個性が出ていたバブル期の頃の方が魅力がありましたね。

 

現在の就職活動中の学生さんは生まれてもいない時代のバブル期の就職活動の実情を知れば「信じられない」と思われるでしょうが、次に思い立つのは恵まれない自分たちの厳しい現実を嘆くことになるのでしょうか?それともバブルに浮かれた世代への反骨心からが闘志が沸き立つのでしょうか?何はともあれ厳しい就職活動を勝ち抜くために頑張ってほしいですね。

著者

yuuponshow

こんにちは、このサイト編集者のyuuponshowと申します。私たちが生まれてから死ぬまで決して欠かすことのできない「お金」。人間が生きる上でとても大切なものですからお金に執着する人って凄く多いと思います。このブログはお金を稼がせるといった怪しい情報商材などの勧誘ではなく、あらゆる角度からお金について探求するものです。難しい話でならないよう分かりやすく、たまにマニアックな話題も混ぜながらみんなの大好きなお金を語っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です