突然ですが皆さん収入印紙を使用したことはありますか?領収書に貼付けてハンコで消印しているアレです。商売や事業やっていれば何かしら利用することになるので購入はなくとも知っていると思います。
見た目が切手のように見える証紙ですが、切手とは似ても似つかない代物です。私たちが領収書で見かける収入印紙の額面は200円ですが、最高額面は10万円という高額なものもあります。10万円の収入印紙とはいったいどういった時に使われるのか?収入印紙と用途も含めた形で検証していきます。
契約書や領収書に使われる収入印紙
収入印紙は印紙税などの租税や、手数料、罰金、科料などを徴収する手段として政府が法律に基づいて発行する証票です。契約書や領収書など、印紙税を納める必要がある書類を作成した時は、書類に収入印紙を貼ることで印紙税を納めることができます。
購入できる場所は、郵便局や法務局、または一部のコンビニエンスストアでも販売しています。ただしコンビニでは高額印紙は販売していません。郵便局や法務局ではすべての額面印紙が揃っています。また金券ショップでも収入印紙を購入できますが、場合によっては額面よりも安い値段で購入できることもあります。しかしこちらもコンビニ同様、すべての額面が揃っている訳ではないので注意が必要です。
私たちが日常生活で使う機会はほとんどありませんが、仕事で使用する場面はとても多いのです。
収入印紙を貼る必要がある書類を作成した時は、書類に収入印紙を貼り、上から担当者等が割り印を押します。この割り印は収入印紙の再利用を防ぐ役割があるため、必ず押さなければなりません。
現在発行されている収入印紙の種類がこちらです。
現在発行されているものは2018(平成30)年にリニューアルされており21種類あります。収入印紙を貼り付ける書類は領収書・受取書・契約書(不動産、運送業、請負契約)・手形・会社設立時の定款 といった感じで、事業には欠かせないものであるということが分かります。
10万円収入印紙の使い道
収入印紙が使われるのは領収書が一般的ですが、必要な収入印紙の金額は取引額によって異なります。
収入印紙の最高額面である10万円印紙は 領収書・手形が3億円超、契約書が1億円超です。億超えとなると私的ではあまり利用する機会はありませんが、しいて言えば億物件の購入時くらいでしょうか。それでも一般的にはあまり縁はなさそうですね。
事業ですと不動産開発など大掛かりな請負事業で使用する機会がありそうです。その場合には10万円どころか何枚も貼り付けることもあり得るのですが、10万円印紙をたくさん貼り付けた契約書とかビジネス冥利に尽きますね。まー一生そういう契約など交わす機会などないでしょうが(^▽^;)
収入印紙の交換・返金方法
最後に不要になった収入印紙の処分方法を書いていきます。交換する場合は郵便局で手数料5円で引き受けてくれます。5円支払うことで他の額面に替えてくれます。例えば10万円証書1枚で200円証書500枚といった感じです。
郵便局では換金は受け付けていませんが、金券ショップならば応じて貰えるようです。高額額面は、ほぼ同額額面に近い額で交換に応じて貰えるようです。
破れたり棄損している印紙は?これは状態によりますが、金券ショップでは応じて貰えない可能性があるので郵便局で相談してみると良いかも。破れているだけなら交換に応じて貰えるかも知れませんので、交換したものを金券ショップに持ち込めば良いのです。
郵便局では交換した印紙(切手もそうですが)は交換で受け入れたものを指定の用紙に貼り付けるのです。つまり再利用せずに本部に発送するので、破れても原型がそのまま残っていれば問題ないのです。え?何でそんなことを知ってるかって?フフフなぜならば私かつて郵便局関係者だったからです( ̄― ̄)
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一部が欠けたりなどの棄損は交換や返金には原則応じてもらえません。200円の印紙なら諦めがつきますが、高額印紙は泣くに泣けないですね。ですから取扱には十分気を付けて保管しておくことです。
ということで収入印紙について書いていきましたが、一般的には触れる機会がないので興味を持つ人も少ないでしょうが、記事を見てくれて興味を抱いてくれるとありがたいです。収入印紙もなかなか奥深いものですね。
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