週刊少年ジャンプで連載され、それがテレビアニメ化され、そして満を持して劇場版アニメとして公開されると興行収入46億円と日本歴代1位の記録をたたき出す大ヒットを遂げた「鬼滅の刃 無限列車編」。更に公開初日から3日間で観客動員数は342万人と。こちらも3日間での最多動員数を記録したということで映画界にとって久しぶりの明るいニュースとなりました。
いやーすごいな、と思いながら私、この作品について何ら知識がありません。要するに漫画もアニメの存在も知らなかったのです。でも、周りに聞くと結構知っているのです。うちの母親(80手前)も人伝で知っていましたし、6歳になる姪の息子が漫画やアニメを夢中になって見ていることも知りました。ここまで夢中にさせてくれる鬼滅の刃とはいったいどういう作品なのか?なぜこれほどのヒットとなったのかを自分の見識だけで検証していきたいと思います。
ネットから拾い上げた情報から作品を検証してみる
これだけのヒット作品ですから当然ウィキペディア(鬼滅の刃)にも記載されています。まずはここから学習していきます。
原作:吾峠 呼世晴(ごとうげ こよはる)平成元年5月5日生まれ
大正時代が舞台となっており、ある日主人公である竈門 炭治郎(かまど たんじろう)の家族が鬼に全員殺されてしまい、唯一生き残ったのが妹の竈門禰󠄀豆子(かまど ねずこ)なのですが、その妹は鬼より襲撃された際の傷口から鬼の血が混入したことで鬼と化してしまうのでした。炭治郎は鬼となった妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描くストーリーです。
ということでウィキペディアからの概要を参考に非常に大まかなあらすじを書いてみました。更に自分なりにネットにある情報から調べた上での感想としては、敵との格闘・殺戮シーンありのアクション作品かと思いきや、物語を通じての愛や人間との繋がりを表現した描写も随所にあり、人間味あふれる作品であることが全体を通して読み取れます。こうしてみるとドラゴンボールやドラゴンクエストなどに通じる世界観に似ていますね。それが読者の共感を呼び感情移入しやすくなるのではないかと感じます。
大正時代を背景にした作品ながら、古臭さを感じさせず現代風と言うか新次元的な世界にアレンジした作風も特徴的です。そして善悪入り乱れてキャラクターが豊富で、主人公に負けず劣らずキャラが立っていて、キャラクターグッズも記録的な売上を記録しているとか。他商品や芸能人とのコラボ企画も話題になるなど、鬼滅の刃そのものが社会現象の様相を呈している感じです。
興行収入の凄さを改めて認識
鬼滅の刃の興行収入は先述した通り上映から3日間で46億円という日本映画史上最高の数字を叩き出しました。日本一、史上最高という肩書がついているように凄いのは分かりますが、どれだけ凄いのかピンとはきません。そこで過去に上映された代表的な作品の興行収入ランキングを挙げてみました。
鬼滅の刃は公開されてまだ一週間です。既に興行収入は50億円を超えているでしょうから、単純計算で6週間ほどで歴代興行収入1位に上り詰めることになりそうです。上記に示した作品の中において封切りから3日間で46億円の興行収入はあげておらず歴代1位に上り詰めるのは確実です。
そして、忘れてはならないのは今、コロナ禍により劇場に足を運びにくくなっている状況ということを!映画館はコロナで休業を余儀なくされ、再開しても客足が伸びにくい状況の中でこれだけのヒット作が誕生したことで、危機に瀕した映画館にとって客足を呼び込む救世主となりました。このような逆境の中で歴代1位であることは大変な価値があると言えます。
映画館に足を運んだ人々の感想
話題性だけではなく、実際の映画の評価はどのようなものか?いくつかの声を拾い上げたので紹介します。
鬼滅の刃観に行ってきた_:( _ ́ω`):_
— なちお🦕Grrr (@nachio0214) October 21, 2020
めっちゃ泣けたわ(;A;)
漫画でも泣けたけど映画最高だよ(;A;) pic.twitter.com/VBvQqFJ1Yj
鬼滅の刃映画見に行きました泣きそうになりました pic.twitter.com/W44mGn5kqy
— うっちー (@neogensou) October 22, 2020
鬼滅の刃を観終えて、映画館から出てきたら、あたしのマスクがこんなことになっておりました…(笑)涙と鼻水が止まらなかった… あぁ… もう一回観たい… pic.twitter.com/S9lFEtJdoU
— あーたん☆ (@chiitanlove2) October 21, 2020
複数のシアターが建物に全部入っているシネマコンプレックスの施設が多くなりましたが、その上映する映画がすべて鬼滅の刃となってることも珍しくないそうです。こうしてみると驚きを通り越して壮観ですね。
噂に違わぬ感激・感動を味わったようで、こうなると是非とも見てみたくなりました。私のように作品の存在自体知らなかった人でも興味が沸いて劇場で作品をご覧になりたい人も多いでしょう。しかし劇場版の前に予備知識として漫画やアニメも見ることで、その良さが一段と味わえるのではないでしょうか?コロナ禍の中、映画界に留まらず困窮した日本経済にも希望の光を照らすことになるでしょう。