先月、6年ぶに東京に遊びに行きました。遊びと言っても、かつて20年以上も生活の拠点していたので、今回の旅行は旧友との親睦のために費やしました。旧友たちは6年ぶりに会ってもさほどお変わりなく、楽しくお酒を交わして親睦を深めました。大きく変わったのは物価です。秋葉原のカプセルホテルに予約しようとしたら12,000円 です。と言われて仰天しました (@ _ @;) 6年前にも同じホテルで宿泊したのですが、その時は4000円台だったのに(汗)

 

 

 

更に驚いたのが旅行最終日に築地場外市場に訪れたときのこと。平日の午前中、雨模様にもかかわらず旅行客でごったがえしていて人垣を避けて歩くような感じでした。その旅行客は皆外国人で、外国語で、それも結構大声なのでうるさいの何の。そんなごった返す場外市場でランチにありつこうとしたのですが、どの店も行列が出来ていたのですが、店頭のメニュー表を見たらすべての海鮮どんぶりのお値段が4桁だったのです。

 

 

最高で2万円もするウニ丼のメニューまで登場するなど、もはや築地場外市場は価格破壊状態です。で、この値段じゃランチできないと諦めて、密集した場外から外れた大通沿いを歩くと、人気のない海鮮屋を見つけてそこでランチにありつくことができました。

 

 

中落ちウニ丼、料金は1700円、街中で食べるランチだと躊躇する値段ですが、不思議なもので築地場外をぐるぐる回って金銭感覚がおかしくなったことで格安に感じてしまいました。味はマグロの中落ちもウニも新鮮でとっても美味しくて十分満足できました。東京旅行の食事として最高の締めくくりができました。ということで前段長くなりましたが、今回は築地の場外市場の価格についてです。なぜ庶民感覚からかけ離れた価格になったのか?ホントに困ったものですね(´-∀-`;)。

 

 

超円安がもたらした暴騰価格

 

 

まずは昨今、日本で起きている物価高について解説していきます。今から4年前の2020年、世界は新型コロナの猛威に晒されました。多くの感染者と死者を出し、全世界が経済的にひっ迫した状況に陥りましたが、コロナから経済が回復するに連れ、世界各国で物やサービスの需要が大きくなり、世界中でインフレが加速していき、物やサービスの値段が高騰していくことになりました。

 

 

そして2022年に勃発したロシアによる「ウクライナ侵攻」の影響が重なったことでエネルギーや穀物といった原材料の価格がさらに高騰しました。特にエネルギーに関しては、ロシアが世界有数の原材料輸出国という事情もあり、輸送コストや製造コストの上昇原因となっています。特にロシアから天然ガスを輸入しているヨーロッパでは、深刻なエネルギーの供給不足に陥りました。またイスラエルのガザ侵攻などで周辺諸国の地政学リスクからくる政情不安から原油が高騰することとなりました。

 

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日本は、諸外国に比べてインフレはさほどではありませんでしたが、他国がインフレ対策のため自国の政策金利を引き上げるのに対して、相変わらずのゼロ金利策を維持しています。そのため為替相場で金利の高い諸外国が買われ、金利の低い日本円が売られる連鎖が起こり、一時一ドル160円にまで円安が進むこととなりました。

 

 

円安になれば、海外から輸入される商品は当然値上がりします。3年前まで100から110円付近でしたからそれだけ円安が進んでしまっているということになります。110円で買えたものが160円になるのです。およそ1.5倍に値上がりしたのですから、昨今の物価高はこの円安が大いに影響していると言っても良いでしょう。

 

 

 

対して訪日する外国人は、日本円の安さに好感して続々観光に訪れることになります。治安も良いし、食べ物も美味しいし、何より物の値段が安いのですからここ最近は日本各地で外国人観光客によるインバウンド需要が巻き起こっているのです。

 

 

築地場外は、元々外国人の人気観光スポットだったのが、円安効果で大勢押し寄せるようになり、場外のどの丼を提供するお店がどこもかしこも長い行列をつくってごった返す盛況ぶり、あまりに多くて食事にありつけない状況なので、値段をどんどん上げていき、5000円前後が当たり前の価格相場になったと思われます。

 

超高額インバウン丼と日本経済

 

 

5000円前後が当たり前になってしまった築地市場場外の海鮮丼の相場ですが、海外訪日客は円安の恩恵を受けて、5000円の海鮮丼でも長蛇の行列も厭わないので値上げが止まりません。対する日本人の声を拾い上げるとこの相場では不平不満たらたらなのは言うまでもありません。

 

値段が暴騰する理由は、押し寄せる外国人観光客が金を厭わず行列つくって食べ漁りまくるからです。この現象は築地場外市場で今現在、よく見られますが、少し離れたところの飲食店では比較的価格が落ち着いています。円安とか物価高が叫ばれて久しいご時世ですが、築地は極端な事例なのです。

 

 

ではここで素朴な質問、なぜ築地に外国人が押し寄せるのか?日本には多くの観光客がありますが、この築地市場場外は何より東京中心部に位置しているのでアクセスがしやすいこと。そして日本中から集まる新鮮な魚介に加え、水産物商や調理道具店、市場関係者相手の飲食店が数多く軒を連ねるとあって国内はもとより海外からの観光客も「築地」ブランド目当てに観光客が集まるようになりました。

 

 

かつて存在していた「場内」と呼ばれた旧築地市場が老朽化によって豊洲へと移転が決まった後も、「場外」と呼ばれる築地場外市場は移転させることなく営業を続けていることも「築地ブランド」がそのまま残り観光メッカとして人気を博しているのです。

 

 

しかし昨今の超円安が呼び水となって金に糸目をつけない外国人が大量に押し寄せることとなり、超需要を生み出し築地周辺の飲食店や食材を扱うお店の食品は大幅に価格を上げてしまうことになるのでした。

 

 

 

インバウンド需要はいつまで続くのか?

この超需要状態を生み出した築地市場場外の過去最高とも言える活性化ぶりですが、訪日客向けのぼったくり価格とも言える価格設定では日本人の足が遠のくばかり、またホテルや航空機や新幹線の交通費も外国人インバウンド需要で価格暴騰状態です。この超インフレ状態が良い傾向とは言えません。この価格暴騰の最大要因である超円安は外国人にとってはお得感があり、恩恵に預かれるのですが、私たち日本人からすれば給料もあがらないのに物価だけが上がって迷惑この上ないです。

 

 

 

ここ10年の訪日外国人観光客の推移を見てみると、コロナ以前と比べてもかなり増えていることが分かります。日本は治安も比較的良いし、インフラも整っているし、食べ物も美味しい魅力的な観光地もいっぱい!それに加えて大幅な日本円の暴落でお得感満載ですから日本への訪れる訪日外国人客が増えるのも頷けます。今年は月間訪日外国人が初の300万人を突破(2024.3~5月)それも三か月連続ですから、この超円安効果が訪日外国人増加を後押ししたと言えるでしょう。

 

 

この流れに国内では日本人と外国人とのサービス価格に差をつける「二重価格」を設けているところも既にあるようです。この提案に国内でも賛成の声が多いですが、ちょっと待ってください。自国民とそうでない人の差別化って果たしてどうなんでしょうか?そして自分の国が後進国だということを自らアピールしているようで何か嫌な感じです。民族国問わず、同じプライス価格で利用できるのが当然だし自然なんですがね。やはりこの状況は異常と言わざるを得ません。

 

 

現在の一ドルは160円という超円安水準です。ほんの3、4年前は100~110円でしたから50円もドルに対して暴落しているのです。国内で深刻化している物価高の一因となっているので、この円安が解消されれば物価は安くなると思います。では訪日観光客は?やはり円高になると自分の資金が目減りするので落ちてくることになると思います。でも、歩けないくらいごった返す築地場外を散策した経験をした者としては、多少落ちてくれた方が暴騰したサービス価格もインバウン丼もなくなるでしょう。

 

 

ということで、自分の経験した溢れる築地場外市場をメインにインバウンド需要について書き綴りました。かつて経験したことのない外国人でごった返す盛況ぶりの築地場外市場でしたが、以前のような落ち着いて散策できて、食事の価格も値下がりしてくれるのが望ましいです。一年後にはインバウン丼とか溢れる外国人とかこんなことあったな~って懐かしく感じるようになればいいのですが果たしてどうなるのでしょうか?

 

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投稿者

yuuponshow

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