政権支持率が50%近くあり、広島で行われたサミットも無事終わり政権運営も順調の岸田文雄内閣総理大臣。近いうち解散総選挙に打って出るのでは?との報道もありますが、無難な政権運営ぶりからして与党優位は揺るがないものと言われています。選挙を経てこれに勝利すれば政権運営はますます盤石のものとなるでしょう。しかしそんな岸田総理ですが、在任3年目を迎えたこの期に思わぬスキャンダルが報じられてしまうのでした。

 

 

総理秘書官の岸田翔太郎氏(31歳)が首相公邸で忘年会を行い、その様子を写した写真が物議を醸す内容だったことから問題視され岸田翔太郎氏は首相秘書官の職を辞することとなりましたが、結果的に事実上の解任に処されたと報じられています。この岸田翔太郎氏は言わずもがな岸田総理のご子息なのですが、今回の公邸忘年会に限らず、首相外遊中でのお土産や、民放の女子アナに官邸内でごく限られた人しか知られていない機密情報を漏らすなど色々問題を起こされています。これまでの問題発覚後は、岸田首相はご子息を庇う形で守ってきましたが、今回の公邸忘年会はさすがに庇いきれなかったようで、解任となってしまいました。

 

 

それにしても現職の首相が首相秘書官に自分のご子息を任に据えるというのは非常にまれなケースのようです。そもそも首相秘書官とは政策の立案や方針にかかわる重要な役職で、大方はお役所の官僚を出向させる形で抜擢します。そんな首相秘書官にご子息を据えるというのは果たしてどうなのか?と意見もありますが、職を辞して無職になってしまった翔太郎おぼっちゃんの今後はどうなるのかとっても気になりますよね。

 

華麗なる岸田一族

 

 

まずは岸田家の家系図をご覧ください。

 

岸田文雄首相は元衆議院議員の文武氏を父に持ち、元衆議院議員の正記氏を祖父に持つ国政政治家を3代続けて引き継いでおります。また父方の叔母の夫は元広島県知事で参院議員、法相を務めた宮沢弘氏。弘氏の兄が元首相の喜一氏、そして弘氏の子供が現職の宮沢洋一氏と政界でも有数の政治家人脈を築いています。

 

 

政治家以外では、大手企業の社長・銀行会長と凄い肩書ばかり、まさに岸田一族は華麗なる一族であると言えるでしょう。その血を引き継ぐ翔太郎氏もこれまでの経歴も素晴らしいものです。

 

生年月日:1991(平成3)年1月14日(32歳)

広島県広島市出身

出身高校:修道高校(広島私立)

出身大学:慶應義塾大学法学部政治学科

 

職歴:

三井物産(2014年~2020年)

岸田文雄公設秘書(2020年~2022年)

首相秘書官(2022年~2023年)

 

翔太郎氏の出生時に父親の文雄氏は国会議員であった祖父(文武)の公設秘書をしていたこともあり、東京を拠点にしていたのですが、母親の裕子さんは選挙区である広島を生活拠点にしている別居状態となっています。後援会対応や地元での挨拶回りのためであり、地方選出の議員にとっては珍しいことではありません。

 

 

そのため翔太郎氏も公設秘書で忙しい父親と離れて広島で暮らすことになります。中学では地元トップの進学校である修道中学に進学、そのままエスカレーターで修道高校に進学します。大学は東京の慶應義塾大学法学部です。さすが総理を父にもつだけあり凄い学歴です。就職先も三井物産で日本有数の商社とエリート街道突き進んでいますね。

 

 

三井物産ならば給料も高いし、将来安泰で何不自由なく社業を全うできたのに、突然の議員秘書転向を決断しました。政治家であり御父上の背中を見続けてきた翔太郎氏は父親の後継者としてゆくゆくは父の地盤を引き継いで国会議員への転身を決意したのでしょう。

 

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こうして議員秘書となった翔太郎氏は、父親の文雄氏の公設秘書として活動していきますが、その活躍を御父上から認められたのか?それとも将来の後継者としてハクを付けさせようという親心か知りませんが、公設秘書転身から僅か2年あまりで首相秘書官に抜擢されることとなりました。

 

 

首相秘書官とは?その待遇は?

 

 

首相秘書官(別称:内閣総理大臣秘書官)とは内閣総理大臣に常に付き従い、総理の職務に関する事務を取り扱います。また総理の任命により内閣官房他、関係各部局の事務を助ける役職です。内閣法にも「内閣総理大臣に附属する秘書官」と称されており国政を司る大変責任の重い職責を担います。

 

 

首相秘書官は通常、政務担当1名と事務担当6名の計7名で構成されます。事務担当秘書官は各省庁からエース級の人材を派遣する形で採用されることになります。

 

 

岸田内閣の場合、財務(2人)・外務・経産・防衛・警察の各省庁からの出向者を採用しています。一方、政務秘書官は在野の人間が抜擢されることもあり、首相と関係が深い「番記者」などのジャーナリストが、ブレーンとして登用される例もあります。その政務秘書官の職にまだ年端のいかない長男を2人めの政務秘書官として起用したことは異例の登用と言えます。

 

その首相秘書官の気になるお給料がこちらになります。

 

秘書官の身分は国家公務員となります。そのため給料は人事院勧告による俸給表で決まります。首相秘書官は秘書官の最高の職位になるので最上位の12号俸となります。ということで首相秘書官の年収は1300万円超となります。若干30そこそこで7桁プレーヤーとはかなり恵まれた収入ですね。しかしその職は今回の件で手放さざるを得なくなりました。翔太郎氏の今後はどうなるのでしょうか?

 

総理のご威光で将来も安泰

 

 

事実上の解任となった岸田翔太郎氏の今後が気になるところです。今後についてはいまだ明かではなりませんが、憶測記事もいくつか出ているようです。

 

 

翔太郎氏の今後については東京に残り、岸田事務所の公設秘書に戻るか、選挙区の広島で秘書修行するか、いずれにしても妥当な方向性というか無難な選択と言えるでしょう。東京に残って公設秘書となると、これまでよりは収入は減りますが、国家公務員の身分が残りますし、広島に帰っても私設秘書として働くことができます。どちらの住居も完備されているので生活に困ることはありません。

 

 

国会議員秘書は国会議員が落選したら職を失うことになりますが、内閣総理大臣の秘書となればそうそう落選の心配はありませんから失職する確率はほぼないと言ってよいでしょう。今回の件で風当りが強くなったたので世間が騒動を忘れるまでおとなしくして、ゆくゆくは総理大臣の地盤を引き継ぎ世襲の恩恵を受けて国政に立候補することになるのでしょう。

 

 

2023年に騒動になったこの問題も時の流れで国民の皆は忘れてくれます。かくして岸田翔太郎氏の将来は超安泰!!となるはずですが果たして顛末はいかに!?(^▽^;)

 

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投稿者

yuuponshow

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