ネットを使った副業として注目されているX(旧Twitter)のクリエイター広告収益分配プログラムは昨年の2023(令和5)年8月8日よりスタートしました。開始早々に収益の詳細を報告するユーザーもおり、Xで活発に活動する芸能人著名人やインフルエンサーも例外でなく、受け取れる金額を公開する人も出てきました。
Twitterの広告プログラムが始まったので、登録してみたら2328ユーロ振り込まれてた。約36万6000円。
— ひろゆき (@hirox246) August 8, 2023
Twitterで呟いてるだけで暮らせる人が出てきそうですな、、、 pic.twitter.com/Yd0OBkE0a0
上の画像をご覧のように、収益化プログラムを導入した直後に30万円台を筆頭に報酬を手に入れたアカウントが続々誕生しました。X(旧ツイッター)をされている方たくさんおられるでしょうが、これ見たら自分も報酬得たくなりますよね?ということで今回はX(旧ツイッター)の収益化プログラムについて報酬の得方など解説していきたいと思います。
収益化の大小はインプレッション次第
Xのクリエイター広告収益分配プログラムは、X Premium(旧Twitter Blue)に加入しているユーザーなどに広告収益を分配する仕組みです。つまり有料会員になることでプログラムに参加することができます。
収益化に参加できるのはプレミアムとプレミアム+会員となります。アカウントの名前の隣にブルーのチェックマークが入っているのがそれに該当します。無料会員の人はプレミアム登録し直す必要があります。
そして収益を得られる条件は
① フォロワーが500人以上
② 過去3カ月間の投稿に対するインプレッションが1500万件以上
➂ Twitter Blueまたは認証済み組織に登録している
といった条件を満たす必要があります。②のインプレッションとは、Webのコンテンツ、広告、SNSの投稿などが表示された回数のことです。つまり広告を含めたそのページを見た人の集計になります。
インプレッションと似たような言葉に、「PV」や「リーチ」というものがあります。この3つは意味合いが似ているので混同しがちですが、誤ったまま広告施策を誤ると収益化できないので、しっかり理解する必要があります。
PV(Page View)は、「特定のページが何回表示されたか」を示す数値のことです。広告、自社の広告が表示されない場合でもカウントされますし、逆にそのページに2回、3回と表示される場合にはPVよりインプレッションのほうが多くなるため、必ずしも数値が一致するとは限りません。
一方、リーチとは「自社の広告がどれだけのユーザーに到達したか」を示す数値のことで、Web広告ではUU(ユニークユーザー数)で計測します。
インプレッションは、広告が1回表示されると「1インプレッション(1imp)」と数えます。そのページ内に、同じ広告が2カ所表示されていれば、2インプレッション(2imp)です。この数を積み重ねることでX社側カウントされそれが現金に換金されていくという仕組みです。多く稼ぐためにはフォロワー数ではなく、いかに注目される書き込みを数多くしていくかにかかってくるのです。
インプレッション稼ぎが頻発し問題に
ということでX(旧ツイッター)で稼いでみようと、条件をクリアし書き込みしていくことになりますが、インプレッションを獲得したいあまり、問題となる事例が発生しました。
Xで収益化ができるようになったで生まれた
— あおめぎん (@aomegin_douga) April 22, 2024
意味ない絵文字とかコピペで(だいたい複数回)返信したり
トレンドワード羅列したりトレンド内のポストをコピペしてポストしたりして
インプレッションを稼ぐアカウントです
トレンドのないようがわからなくなったりするから鬱陶しがられてます
最近Xで問題になっている収益化のためにポスト(投稿)の表示回数を稼ぎたいアカウントが、著名人やインフルエンサーがバズった投稿を丸ごとコピーした投稿などを行う行為が目立つようになりました。俗に言うインプレッション・ゾンビ略してインプレゾンビが、インプレ稼ぎのために中身が何もないコピペで埋め尽くし、確認したいリプライやトレンドの元の投稿が埋もれてしまう実害が出ているのです。
記憶に新しい2024年1月1日に起こった能登半島地震では、インプレゾンビが救助を求める投稿をコピーしたり、別の災害の画像を投稿したり、と偽情報をまき散らして深刻な問題となりました。日本は自然災害時のコミュニケーション手段としてXを頼りにしてきた過去もあるため、インプレゾンビの出現は深刻な問題です。
X(旧ツイッター)で閲覧数に応じた収益を狙う海外のアカウントとみられる「インプレゾンビ」の投稿(Xのスクリーンショット) ※一部画像処理しています
インプレッションを稼ぐ裏技として影響力のある著名人やインフルエンサーの書き込みをそのままコピペしたり、トレンドにあるハッシュタグを乱用したり、デマを拡散したりとインプレ稼ぎするためなら手段選ばずといった感じで常態化しています。今後恐らく規制も入るでしょうが、このままでは無法地帯となり情報発信のためのプラットフォームとしての機能は失われてしまうことになるかも知れません。
そもそも死刑自体が人権侵害であることにも囚人の自殺は拘置所の管理不行き届きであることにも向き合えず「死刑囚の自殺がおきると意味がないので不意打ちで殺すのが正しいなどという意味不明な屁理屈によって制度運用がされていて、しかもそれが民衆に支持されている謎の国.
— お金のストーリー (@okanestory) April 16, 2024
上のツイートは数多く出回っている投稿記事をコピペ拝借したものですが、普段100にも届かないインプレッションが200以上になっています。気軽にインプレッションを稼ぐのであれば、他人からのバズってる投稿記事をコピペするだけでよいのです。
そしてX(旧Twitter)はインプレ稼ぎの無法者に対しての取り締まりがいまいち機能していません。海外の一私企業であることで、そんなことを求める権利も本来ないはずで。そのようなインフラに只乗っかりしてきた国やら自治体に代替の情報インフラを構築するよう仕向けるべきではないでしょうか。
適正なインプレッション稼ぎを目指す
裏技を使ったインプレ稼ぎは苦情が相次いでいるのでこの先、運営側の改正により淘汰されることになると思われます。悪いことは長くは続きません。ということで適正な収益化を目指してくことが賢明です。
動画のインプレッションは投稿後から一定期間上がるものです。そこから徐々に落ち着いてきてこの期間に有用な投稿を判断され適正なインプレッション量になります。つまり下がった状態がその投稿の実力と言えます。
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この期間内に出せば運営にとってよりオススメしたい動画となり、インプレッション数も上がっていくことになります。 着目すべきはインプレッション数よりも、各動画のクリック率や維持率、平均視聴時間などです これらは実際に動画を見た人たちが喜んでいるかを示しています ここを上げれば運営がより拡散てくれるでしょう
SNSだけではなくGoogleやYahoo等ではインプレッション数を指標として重要視しています。広告は特に、まずはユーザーの目に触れるということが大変重要なのでユーザーに対してどれくらい広告が表示されたかというインプレッションは特に重要なのです。
コピペや裏技に頼ることなく、有益な投稿をこまめに行うことでまとめサイトに取り上げてくれるし、もしそういう知識がなければ文献などから引用して投稿すると良いでしょう。決してSNSのコピペには頼らないことです。地道な積み重ねですが、数万ものフォロワーを抱えるインフルエンサーとなり収益化も容易になると考えます。
ということで、SNSの収益化についての記事でした。これから収益化を考えている方に参考になったか分かりませんが、不労所得としてビジネス活用できればこんな嬉しいことはないですね。私もチャレンジして稼いでみようかなと考えています。
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