昨年10月に消費税が10%改正に伴いあらゆる物の価格に転嫁され値上げされることになりました。消費者にとっては痛いところですが、最も痛いのが喫煙者です。
今後も値上げするたばこ
たばこは増税による価格転嫁に加えてここ十数年たばこ税が短い頻度で改正されており、最近でも2018年度の税制改正により、2018年10月から2022年10月までの5カ年間で紙巻きタバコは3段階、加熱式タバコは5段階のスライド式増税が課せられることになりました。
喫煙者にとって年々たばこの価格が上がっていくのは痛いところです。私も喫煙しているので本数を減らすなり、値段の安いたばこに切り替えるなりして工夫していますが、なぜたばこだけこんなに値上げされるのか?20年以上前にたばこを買い始めた時230円だったのが今500円近くしますからあまりに不条理に感じます。
とは言え、銘柄のこだわりが無ければ安いたばこもあるので、そちらにシフトするのも良いでしょう。価格重視の方にお薦めなのが昨年12月にJTより発売されたキャメルブランドの新商品です。
紙巻きタバコと見た目がほとんど変わらないリトルシガーと呼ばれる葉巻たばこは、たばこ税制で葉巻は課税方法が紙巻きタバコと異なり、タバコ葉1グラムを紙巻きタバコ1本に換算する。つまり、タバコ葉の重量を少なくすれば課税を下げられる仕組みなので普通のたばこよりも安い価格で提供できるのです。
ちなみに安いたばこの代名詞として長らく認知されていたのが、「わかば」「エコー」「ゴールデンバット」のいわゆる「旧3級品」です。旧3級品って吸った人なら分かりますが、ニコチンもタールも重くてとっても不味いです(笑)。これら旧3級品はたばこ税の価格により普通のたばこと変わらない程値上げされたことで需要が必然的に落ち込むことになり販売終了となりました。
しかしこれら旧3級品のたばこはキャメルのように葉巻たばこにブランドを引き継ぐことで後継品として販売されることとなりました。JTは後継品について紙巻きたばこと形状や長さはほとんど同じ。味もこれまで愛用していただいたお客様の期待に添えるものを目指すそうです。
国とたばこ会社のいたちごっこ
しかし国はリトルシガーを葉巻扱いにせず、税率を紙巻たばこと同率にするべきという税制見直しを目論んでいるそうです。安いたばこを提供したいJTと値上げしたい国とのいたちごっこと言った様相ですが、国もなんでもかんでも税金を上げて産業を衰退させるよりも消費者への配慮を考えて貰いたいものです。
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ただでさえ喫煙者へ厳しい視線が注がれて、それに追随する形でたばこの値段を上げろとの世論の後押しもあって世知辛い世の中になりました。しかし昔に比べればマナーも良くなったし電子たばこのように環境に配慮した製品も出てきたことから喫煙に対してもっと寛容になってくれればと思いますね(^。^)y-.。o○ o
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